近年注目されている微生物が乳酸菌です。
乳酸菌は、最近になって新しく発見されたというわけではなく、その存在は昔から知られていましたし、人間に良い効果を与えるということも有名でした。
そして、たくさんの研究が進められたことによって、今では昔考えられていたよりもさらに広範囲に渡って人間の健康に有益であるということが分かっています。
血圧やコレステロール値を下げる役割があったり、ガンの予防にも役立つと言われているくらいです。
そんな乳酸菌ですが、人間は乳酸菌の存在を意識剃る前から、その恩恵を得ていました。
それは乳酸菌を利用して食べ物を発酵させることにより、発酵食品を作ることによってです。
発酵食品の文化は世界中にあります。
ヨーロッパではチーズやヨーグルトが有名であり、日本では味噌や醤油、納豆などが有名です。
発酵食品は健康に良いと言われていますが、その理由の1つが乳酸菌なのです。
乳酸菌を利用した食品としては、たとえばピクルスがあります。
ピクルスというのは漬物のことです。
ハンバーガーなどに入っていることが多くて、馴染みのある人もいるでしょう。
欧米風の漬物のようなものであるという認識で良いです。
野菜を塩漬けにして、その後に砂糖や酢を用いて作った漬け液にじっくりと付け込ませて作られます。
その過程で乳酸菌が発酵させることによって美味しいピクルスが作られることになります。
乳酸菌が発酵をすることによって、乳酸などが生成されるためすっぱい味がします。
乳酸は酸性であり、そのためすっぱくなるのです。
また、健康にはとても良いものが多いです。
ピクルスはアメリカやイギリスで親しまれていて、昔から作られています。
乳酸菌を利用することによって世界中の食文化が豊かになっているのです。
ピクルスはかなり酸味が強くなっているため日本人はあまり好まない方が多いです。
しかし、欧米人は脂っこいものが大好きなので、それに合うピクルスも好みます。